石塔と呼ばれるのは「宝塔・宝篋印塔・五輪塔・多宝塔」などです。
石工職人としては石塔に限らず、これらの石造美術品を全て手作業で制作する技術を守り、後世に引き継いで行かなければと思っています。現在手作業で加工制作できる石工職人は大変少なくなってしまいました。石工職人の一人として、先人達の高度な加工制作技術に想いをはせ、石造美術品を制作していきたいと思っています。
宝塔(利休塔・松風)
制作風景
宝塔2
宝塔3
平安、鎌倉、南北朝、室町時代と続いた仏教文化の一つである石造美術が戦国時代に陰りを見せ、安土桃山になると「茶の湯の文化」として、「灯籠や蹲、手水鉢」などの石造美術がもてはやされるようになりました。
元々は朝鮮から入ってきた「石造美術(仏塔など)」でしたが、日本人の繊細さと細密な加工技術によって、観る人に感動を与えるほどの「石造美術品」となっていったようです。又、五輪塔は日本人によって創り上げられたとのことです。
ご要望に応じて制作致しますので、ご注文お待ちしております。
今自分にある全ての技術を出し切って制作していますが、造り続けて行く為には注文が入らない限り石造物を造るための石の仕入が出来ません。これが現実です、、、、、。